縮毛矯正の失敗例と原因、なぜ失敗が後を絶たないのか?
縮毛矯正の失敗というと、チリチリになったビビリ毛を想像する方が多いかもしれません。
しかし、「癖毛が十分に伸びていない」「不自然に真っ直ぐすぎる」「すぐにうねりが戻る」といった状態も縮毛矯正の失敗の一つです。
以下は、実際によくある縮毛矯正の失敗例と原因です。
縮毛矯正、よくある失敗例と原因
- くせ毛が伸びていない
- 縮毛矯正をしたのに、癖毛がほとんど伸びていない。この場合、まず考えられるのが、髪の内部まで縮毛矯正剤の作用が十分に届いていなかったことです。 同じ薬剤を同じ時間使用しても、髪質やヘアダメージによって薬剤の入り方が大きく違ってきます。
- 特に、 硬くて撥水毛、太い髪、ヘナを繰り返している髪、トリートメントやヘアオイルなどの被膜が多い髪などは、薬剤が髪の内部まで入りにくいことがあります。
- また、薬剤だけではなく、アイロン操作などが適切でなかった場合にも十分に伸びないこともあり、「強い薬剤を使えば伸びる」という単純なものではありません。
- 髪の状態を見ながら、適切な施術を行う必要があります。
- 施術直後は伸びていたのに、すぐに癖毛が戻った
- 美容室では綺麗なストレートだったのに、数日後や何度かシャンプーすると癖毛が戻ってきた。これも縮毛矯正で多いトラブルです。原因の一つとして考えられるのが、施術中に毛髪内部の構造を十分に緩められていなかったことです。
- 仕上げに、ブローやアイロンをすると、一時的には真っ直ぐに見せることができます。しかし、薬剤による内部への作用が不十分な状態では、濡れたり時間が経ったりすることで元の形へ戻ろうとします。
- 縮毛矯正は、仕上げた瞬間に真っ直ぐなら成功、というわけではありません。 数週間、数か月経過した後にどうなっているかまで含めて施術する必要があります。
- 縮毛矯正後、ひどく傷んだ、ビビリ毛になった
- 縮毛矯正で特に避けたい失敗です。 髪がチリチリしたり、濡れるとゴムのように伸びたり、乾かすとバサバサになったりすることがあります。
- 原因は一つではありません。髪に対して薬剤が強すぎた。既に傷んでいる部分へ薬剤を重ねた。1剤の水洗が不十分。アイロンで過剰な熱を加えたなど、髪への負担が許容範囲を超えることで起こります。
- 注意したいのは、縮毛矯正直後にはダメージが分かりにくい場合があることです。美容室では艶々に見えていても、後日、硬さや引っ掛かり、切れ毛が目立ってくることがあります。
- そのため、縮毛矯正の良し悪しを施術直後の艶だけで判断することはできません。
- 縮毛矯正後、ヘアカラーがきれいに染まらない
- 縮毛矯正をしたら、「カラーが明るくなりにくくなった」「色が濁るようになった」「すぐに色落ちするようになる」ことがあります。
- 強い薬剤を使われるほど、この様なことが起こりやすくなります。
- 折れ毛
- 縮毛矯正をしてしばらく経ってから、根元付近で髪が不自然に折れていることに気付くことがあります。 いわゆる「根折れ」です。
- 主な原因として、 頭皮に薬剤が付いた。薬剤による過剰軟化です。特に強いアルカリ性の薬剤は髪が大きく軟化するため、施術方法によっては根折れのリスクが高くなります。そのためアルカリ性縮毛矯正では、頭皮から1~2cm空けて1剤を塗布することが基本です。
- 切れ毛
- 縮毛矯正直後には問題がなかったのに、少ししてから短い毛が大量に出てくることがあります。これも、縮毛矯正によるダメージが原因ですが、特に酸性ストレートによく見られる失敗です。強いアルカリ性の縮毛矯正は施術直後からダメージが分かりますが、酸性ストレートは少ししてから異変に気付くことが多いです。
- 1回目はきれいだったのに、2回目・3回目から傷み始めた
- これも非常に多いケースです。1回目の縮毛矯正は、比較的施術履歴が単純です しかし2回目以降になると、新しく生えてきた髪、以前縮毛矯正した髪が1本の髪の中で混在しています。
- 見た目では同じように見えても、薬剤に対する作用は全く違います。それなのに、根元から毛先まで同じ薬剤を使用すれば、以前縮毛矯正した部分へはダメージが蓄積してしまいます。
- 縮毛矯正は、回数を重ねるほど綺麗になる訳ではりません。「今の髪」だけではなく「これまで何をしてきた髪なのか」を判断することが重要になります。
- 縮毛矯正剤は髪質やダメージによって使い分ける必要があります
- 縮毛矯正剤は、どれを使っても同じではありませんし、メーカー名や商品名、宣伝文句では何も分かりません。
- 「酸性だから傷まない」「化粧品だから安全」「新商品だから傷まない」「オーガニックだから優しい」というだけで、縮毛矯正剤の安全性を判断することはできません。
- 大切なのは、その薬剤が目の前の髪に対して適切なのかどうかです。
- 1剤の水洗不足
- 薬剤よりも大事なのが、縮毛矯正1剤の「水洗」かもしれません。縮毛矯正剤にいくら拘っても、水洗が甘ければ全て台無しです。
- 1剤には、髪を膨潤・軟化させるアルカリ成分や還元剤などが含まれています。 そのため、1剤が髪に多く残った状態で高温のアイロンを使用することは、髪への負担が大きくなります。
なぜ、このような失敗が後を絶たないのか?
ここまで、縮毛矯正でよくある失敗例を挙げてきました。しかし現在でも、縮毛矯正による失敗は後を絶ちません。
国家資格を持つ美容師が施術しているにもかかわらず、なぜ頻繁に失敗が起こってしまうのでしょうか。
その大きな理由のひとつが、従来のアルカリ性縮毛矯正や酸性ストレートでは、髪質やこれまでの施術履歴、ダメージの状態に合わせて、薬剤の強さを細かく調整することに限界があるからです。
髪の状態は一本の中でも違う
根元は健康毛でも、中間には縮毛矯正履歴があり、毛先にはカラーや熱ダメージが重なっていることも珍しくありません。
さらに、髪の太さや癖の強さも場所によって違います。
美容師は、その複雑な状態を探りながら薬剤を塗り分けますが、正確に見極めることはできません。
薬剤が強ければ傷み、弱ければ伸びない
従来の縮毛矯正は、癖毛を伸ばすためにアルカリや還元剤の力を利用します。
薬剤を強くすれば癖毛は伸びやすい反面、ダメージや失敗のリスクが高くなります。
一方で、薬剤を弱くすれば髪への負担は減りますが、癖毛が十分に伸びなくなります。
つまり美容師は毎回、
- 癖毛を伸ばすために必要な強さ
- 髪が耐えられる強さ
の間を判断をしています。
ここに、従来の縮毛矯正の難しさがあります。
縮毛矯正の失敗は、技術だけの問題ではない
もちろん、美容師の知識や技術は重要です。
しかし、どれだけ知識や技術があっても、複雑な履歴を持つ髪に対して、薬剤作用を完全にコントロールすることは不可能です。
だから、失敗が後を絶たないのです。
薬剤の考え方そのものを変える
VERY VERYでは、「強い癖毛を伸ばすには、強い薬剤が必要」という従来の考え方を見直し、薬剤の強弱をコントロールするのではなく、一時的に髪を動かしやすい状態にすることで、より優しい薬剤で強い癖毛を伸ばせる様になります。
その考えから開発したのが、縮毛矯正剤「ぷるぷる」です。
縮毛矯正で本当に重要なのは、薬剤コントロールではありません。
「なぜ、その癖毛を伸ばすのに、今までその強さの薬剤が必要だったのか」そこを考えることが、縮毛矯正の失敗を減らすために重要なのです。
