ヘアダメージ

ヘアダメージの主な原因は、アルカリと熱によるものです。

ヘアダメージが進行しても健康被害が出る訳ではありませんが、水分量の低下による乾燥、きしみや引っかかりによる手触りの低下、パサツキによる広がり、最終的にはビビリ毛、切れ毛に至ります。

商用の広告宣伝があふれている為か勘違いしている方が多いのですが、リンス、コンディショナー、トリートメントの類で、ヘアダメージが補修、改善、修復する事は一切ありません。

お家で毎日コテ仕上げ(熱)、1ヵ月に1度のホームカラー(アルカリ)、半年に1度の縮毛矯正(アルカリ)で、毛髪全体の半分が根元から切れてしまった40代の方からのご相談を受けた事があります。

加齢と共に、毛髪は細く柔らかくなり、アルカリと熱によるダメージに更に弱くなります。

アルカリによるヘアダメージ

アルカリによるヘアダメージは主に、ヘアカラー剤(アルカリ性)、パーマ剤(アルカリ性)によるものです。

ホームカラーはもちろん美容室で毎月毛染めをされていても、誤った使い方が多く、毛髪の弾力が著しく低下している方が多く見受けられます。

熱によるダメージ

ヘアアイロン(コテ)による高熱を利用しスタイリングされている方も多いのですが、いわずもがな熱ダメージを受けています。

毛髪は熱ダメージを受ける事で、強度が低下し最終的に切れ毛に至ります。

40代以降多くの方が髪のボリュームが無くなってきます。対策のひとつとしてパーマ施術が有効ですが、熱によるダメージが進んでいると、思うようにパーマがあたりません。

神戸 美容室 VERY VERYでも、せっかくパーマ施術を希望されても、熱によるダメージが酷く毛髪の強度(弾力)が低下している為、本来の仕上がりよりも著しく劣ると言った事がよくあります。

ヘアダメージの目安

ダメージレベル1

ダメージレベル1

ダメージレベル2

ダメージレベル2

ダメージレベル3

ダメージレベル3

ダメージレベル4

ダメージレベル4

ダメージレベル5

ダメージレベル5

ダメージレベル6

ダメージレベル6

ダメージレベル1

ノンカラー、ノンパーマ、アイロン等の熱処理無し。バージン毛。生えてきたままの髪。厳密に言えば、シャンプー、リンス、コンデショナー、トリートメント、ドライヤー等でも髪は傷む為、ダメージレベル0はありえません。

ダメージレベル2

適切なヘアカラーやパーマを1~2回程度。 アイロン等の熱処理無し。手触り、見た目もまだまだ良く、ダメージを一切感じない髪。

ダメージレベル3

適切なヘアカラーやパーマを3~4回程度、1ヵ月に1~2度アイロン等の熱処理。シャンプー後に、リンス、コンデショナー、トリートメントを使用しないと軋んだり少し絡まったりする髪。

ダメージレベル4

粗悪なヘアカラーやパーマを1~2回程度、1週間に1~2度アイロン等の熱処理。コンデショナーやトリートメントが必須。新生毛の健康な髪に比べると細くなっていて、キューティクルの剥離が見られる髪。

ダメージレベル5

粗悪なヘアカラーやパーマを3~4回程度。毎日アイロン等の熱処理。髪の構造が破壊されるビビリ毛の手前。収まりも悪く、乾くと膨らみバサバサと乾燥。髪を落ち着かせる為に、多量のコンデショナーやトリートメントが必須。

ダメージレベル6

見た目はチリチリ、トウモロコシのひげ。手触りはバサバサ、ゴワゴワ。通称ビビリ毛。髪をとかすだけでブチブチ切れ毛が進みます。多量のコンデショナーやトリートメントを使用しても全く誤魔化せない、修復不能な高次構造が破壊された髪。