縮毛矯正の注意点

くせ毛を、乾かしただけでストレートヘアにして半永久的に維持させるのが縮毛矯正ですが、言い換えれば毛髪を適切に壊すと言う事に他なりません。

その為、縮毛矯正は最も事故(トラブル)の多いメニューでもあります。安全に縮毛矯正を行う為の注意点です。ご理解下さい。

神戸 美容室 VERY VERYでは、トラブルの絶えない一般的なアルカリ性縮毛矯正や酸性縮毛矯正は行っていません。

丁寧な施術が出来なくなる為、縮毛矯正は1日3人までとさせて頂きます。

施術の前日はいつもよりしっかりとシャンプーをしてください。、施術7日前から、リンス、コンデショナー、トリートメント、オイル、スタイリング剤等を使用せずにお越し下さい。お守り頂けない方は仕上がりが劣る事があります。

ヘアカラーを定期的にされている方は、縮毛矯正で少なからず退色します。退色が気になる方は、縮毛矯正+ヘアカラー(同日施術)で予約をお取り下さい。

ヘアダメージが大きい程、仕上がりも劣ります(どこの美容室、どこの縮毛矯正も同じです。ハイダメージの髪が、画像や動画で仕上がり良く見えるのは、その時だけ綺麗に撮影しているだけに過ぎません)

縮毛矯正直後は、髪をくくったりピンを使用しないで下さい。念の為、施術後24時間以降にシャンプーをして下さい。

縮毛矯正は、お家でのお手入れを簡単にする美容技術です。全くお手入れが要らなくなる訳ではありません。

アルカリ性縮毛矯正とは異なり、柔らかく自然な直毛に近い仕上がりです。その為、寝癖が付きやすかったり、下を向いて乾かすとうねります(生まれつき直毛の方でも、寝癖は付きますし、下を向いて乾かすとうねります)

乾いている髪にドライヤーを使用しないで下さい。アイロンよりも温度の低いドライヤーであっても、乾いた髪にドライヤーを使用する誤った方法では、パサツキやチリツキ等、熱によるダメージ感が出ます。

神戸 美容室 VERY VERYで新生部の縮毛矯正を行った際、その箇所(悪い履歴の無い箇所)だけが綺麗になり過ぎて、今まで綺麗と感じていた他店様の既矯正部分のダメージが気になったり汚く感じる事があります。

ヘアダメージの程度と縮毛矯正の仕上がり

まず大前提として、縮毛矯正をあてる前のヘアダメージが大きい程、縮毛矯正の仕上がりは劣るとお考え下さい(何所の美容室、何所の矯正も同じです)

ヘアダメージと言うのは、

  1. 縮毛矯正、パーマ等の還元剤
  2. アルカリ性ヘアカラー、アルカリ性縮毛矯正等のアルカリ
  3. 酸熱トリートメント、髪質改善トリートメント等の
  4. ドライヤー、アイロン等の
  5. ヘアマニキュア、カラートリートメント等のアルコール

使用履歴、頻度、程度の事です。トリートメントの使用履歴、頻度、度合の事ではありません(トリートメントで、ヘアダメージが改善、修復、補修する事は一切ありません)

なので、

  1. 縮毛矯正やパーマを繰り返している毛髪(箇所)は、仕上がりが読めません。
  2. アルカリヘアカラーやアルカリ縮毛矯正等、アルカリを使用した履歴が重なっている箇所ほど、本来の仕上がりより劣ります。
  3. すればするほど綺麗になると騙され、酸熱トリートメントや髪質改善を繰り返している髪ほど、仕上がりが劣ります。
  4. 普段から過度のドライヤーやアイロンで熱ダメージの大きい箇所は、綺麗に仕上がりませんし自然に柔らかくも仕上がりません。絡まり、パサツキ、チリツキ等のダメージ感が出る事が有りますし、熱によるダメージが進んでいる箇所は、縮毛矯正の伸びが悪い事があります。生卵(生髪)だから形状を変えられるのであって、加熱されたゆで卵(ゆで髪)、こげ卵(こげ髪)では、綺麗に仕上がったように見えても硬い仕上がりになります。
  5. ヘアマニキュアやカラートリートメントに多く含むアルコールは、毛髪(蛋白質)が脆くなります。なので、ヘアマニキュアやカラートリートメントを繰り返している髪も仕上がりが劣ります。

誤った考え方

以下は縮毛矯正において、よくある誤った考え方の一例です。

  • 強いくせ毛には強い矯正剤を使用・・・
  • トリートメントも一緒にしなければダメージが・・・
  • 縮毛矯正とヘアカラーの同日施術は髪が傷む・・・
  • 矯正毛にパーマは不可能・・・
  • ブリーチ毛に矯正は無理・・・

このような事を言っている美容室での縮毛矯正は、止めておいた方が無難です(๑॔˃̶◡ ˂̶๑॓)◞♡

全て誤った考え方です。

粗悪な縮毛矯正とは?

「酷く痛んだ」「くせ毛が伸びてない」は誰でも失敗と分かりますが、以下の縮毛矯正は、知識が無いと粗悪な縮毛矯正とは分からなかったりします。

知識の乏しいお客さんを相手に、肝心な事は伝えずに誤魔化している美容室も多いのが現実です。と言うか、美容師自体が知らなかったりします。。。

SNSやクーポンに振り回されず、少しでも正しい知識を持って頂き、少しでも正しい判断をして頂けたらと思います。

ダメージ度合いによって、料金が異なる縮毛矯正

安い料金が提示されていますが実際来店してみると、「お客さんの髪は痛んでいるから」との理由で、もう少し高い料金の縮毛矯正を売られるのがオチです。少しでも多くのお客さんを集める経営手段です。美容師も、見て、聞いて、触った程度で、ヘアダメージの詳細まで把握できません。

ノーマル、スーパー、モイスト等のランク?によって、料金が異なる縮毛矯正

使用するトリートメントや処理剤によって料金を変えてあるだけですので、お家で3回シャンプーするだけで、この差はなくなります。料金差ほどの意味や価値は全くありません。

しばらくすると髪が硬くなり、風になびかない縮毛矯正

アルカリ性縮毛矯正で強いアルカリを使用する程、酸性ストレートで高い温度(熱)で長時間アイロンする程、毛髪(蛋白質)の熱変性(凝固)が過度に起こり、後日髪が硬くなります。

しばらくするとダメージを感じる縮毛矯正

仕上がり時に、サラサラ、しっとり、ツヤツヤにする事は非常に簡単です。仕上げにアイロンを使用したり、多量にトリートメントを施すだけなので。。。ダメージをトリートメントやオイル等で手触りを誤魔化しているだけなので、硬さ、重さ、シャンプーの泡立たちの悪さを感じますし、お家でのシャンプーで矯正時のトリートメントが剥がれ落ちる事で、後日にダメージを感じます。

後日のヘアカラーが、綺麗に染まらない、明るく染まらない縮毛矯正

強いアルカリと高熱が原因で、過度の蛋白質変性が起きているからです。手触り、指通りでは分らない毛髪内部が多く破壊されている程、ヘアカラーの色落ちも早くなります。