縮毛矯正の注意点
縮毛矯正は、一般的にまだまだトラブルの多いメニューです。もちろん、美容師側に非がある事もい多いのですが、お客様にも注意して頂きたい点をまとめてみました。ご理解下さい。
- 丁寧な施術が出来なくなる為、縮毛矯正は1日3人までとさせて頂きます。
- 施術の前日はいつもよりしっかりとシャンプーをしてください。、施術3日前から、リンス、コンデショナー、トリートメント、オイル、スタイリング剤等を使用せずにお越し下さい。お守り頂けない方は仕上がりが劣る事があります。
- ヘアカラーを定期的にされている方は、縮毛矯正で少なからず退色します。退色が気になる方は、縮毛矯正+ヘアカラー(同日施術)で予約をお取り下さい。
- 一般的な縮毛矯正とは異なり、柔らかく自然な直毛に近い仕上がりです。その為、寝癖が付きやすかったり、下を向いて乾かすとうねります(生まれつき直毛の方でも、寝癖は付きますし、下を向いて乾かすとうねります)
- ヘアダメージが大きいほど、仕上がりも劣ります(何所の美容室、何所の縮毛矯正も同じです)
何故ヘアダメージが大きいほど、縮毛矯正の仕上がりが劣るのか?
ヘアダメージと言うのは、
- 縮毛矯正、パーマ等の還元剤
- アルカリ性縮毛矯正、アルカリ性ヘアカラー等のアルカリ
- 酸熱トリートメント、髪質改善トリートメント等の酸
- ドライヤー、アイロン等の熱
- ヘアマニキュア、カラートリートメント等のアルコール
使用履歴、頻度、強弱の事で不可逆的です(唯一、還元剤によるダメージが30~70%程度可逆的)
なので、サロンやお家でのトリートメント類の使用履歴、頻度、優劣が、縮毛矯正の仕上がりに良い影響を与える事もありません。
だから、
- 他店様の縮毛矯正やパーマを繰り返している毛髪(箇所)は、仕上がりが読めません。
- アルカリヘアカラーやアルカリ縮毛矯正等、アルカリを使用した履歴が重なっている箇所ほど、本来の仕上がりより劣ります。
- すればするほど綺麗になると騙され、酸熱トリートメントや髪質改善を繰り返している髪ほど、仕上がりが劣ります。
- 普段から過度のドライヤーやアイロンで熱ダメージの大きい箇所は、綺麗に仕上がりませんし自然に柔らかくも仕上がりません。絡まり、パサツキ、チリツキ等のダメージ感が出る事が有りますし、熱によるダメージが進んでいる箇所は、縮毛矯正の伸びが悪い事があります。生卵(生髪)だから形状を変えられるのであって、加熱されたゆで卵(ゆで髪)、こげ卵(こげ髪)では、綺麗に仕上がったように見えても硬い仕上がりになります。
- ヘアマニキュアやカラートリートメントに多く含むアルコールは、毛髪(蛋白質)が脆くなります。なので、ヘアマニキュアやカラートリートメントを繰り返している髪も仕上がりが劣ります。