ビビリ毛直し
縮毛矯正やデジタルパーマなどの失敗で、ジリジリ、チリチリ、パサパサになった髪をビビリ毛と呼んでいます。そのどうしようもない髪を、どうにか見えるようにするのがビビリ毛直しです。
ビビリ毛は、時間の経過、トリートメント、へナの類では直りません。
ビビリ毛を直す(抑える)という事は、還元剤と酸化剤を使用し、ぐしゃぐしゃになっている髪の結合(S-S結合)を出来うる限りキレイに整えて再結合を目指す事です。ご相談ください。
ビビリ毛直し施術内容
ビビリ毛直しは、微量の還元剤を使用し、少しでも髪がキレイに見えるように整えていきます。
お家でのトリートメントでは出来ない、毛髪内部を強化し切れ毛を軽減します。
酷いダメージで、なかなか乾かない髪を、乾くようにします。
毛髪に残る嫌な臭いを取ります。
髪の長さは変えずに、切り落とせるビビリ毛は極力カットします(修正カット)
ビビリ毛直しは、少しでも綺麗になる見込みがある場合のみ施術させて頂きます。綺麗になる見込みが無い場合、施術は行っていません。
ビビリ毛直しは、どのくらい改善、修復されるかは施術して見ないと分かりません。完全に元通りに戻る訳ではありませんm(_ _;)m
ビビリ毛直し後、全く綺麗になっていなければ料金は頂きません。
ビビリ毛直し施術の流れ
1 クレンジング
ご来店時は、ヘアアイロン(コテ)や、スタイリング剤などの使用で、どの程度のビビリ毛(ダメージ)なのか、見ただけでは分かりません。
本来のダメージを誤魔化しているシリコン、油分などを完全に除去する為、シャンプー剤で泡だてて、10分ほど放置して素髪の状態にします。
2 カウンセリング
濡らした時の弾力を主に見ますが、テロンとしてコシが無く、髪の毛が死んでしまっています。
リスクを伴い料金が発生します。直る保障もありませんから、お客さんにとって施術する必要や価値があるのか?相談します。
下手な縮毛矯正の繰り返しで、毛先10cmがビビリ毛です。。。
特に左サイドが酷い状態です。ヘアアイロンを使用しないと、チリチリ、バサバサが隠せません。
元の健康な髪に戻る訳ではありませんが、「少しでも良くなれば・・・」との事でしたので、ビビリ毛直しの施術を行う事にしました。
3 還元剤を塗布
ビビリ毛の状態によって、還元剤を希釈して使用しています。
4 水洗
還元チェック終了後、流します。非常にデリケートな状態なのでやさしく扱います。
5 やさしく完全に乾かします。
酷くなる時はここで分かるので、ドキドキの瞬間です(´゚д゚`汗)ゝ
6 アイロン
ビビリ毛の形状を整える為やさしくアイロンします。
7 酸化剤を塗布
このころになってようやく、私の気持ちに余裕が出てきます( ̄∇ ̄;)
8 シャンプー、トリートメント
髪の表面(キューティクル)に働きかけるトリートメントを使用。
9 仕上げ
スタイリング剤無し、ドライヤーで乾かしただけの状態です。
キレイに直ってるようにも見えますが、近くでよく見ると、バック、特にビビリ毛の酷かった左サイドはビビリ毛が残ってしまいました。。。
ビビリ毛直しは、まだまだ検証の余地が残っていますが、手触りや見た目は改善され、乾きにくかったビビリ毛も乾くようになっています。
お客さんには喜んで頂けましたが、直ったのか?直ってないのか?と問われると、元の健康毛に戻った訳ではないので、賛否両論あります。
直った、直ってない、良くなった、変わらない等の感想はお客さんによって様々ですが、誤解の無いように書くと、
直る可能性の高いビビリ毛
- アイロンを使用しない縮毛矯正でビビリ毛になった。
- パーマでビビリ毛になった。
- ストレートパーマでビビリ毛になった。
- ブリーチ(ヘアカラー)でビビリ毛になった。
直る可能性の低いビビリ毛
- アイロンを使用した縮毛矯正でビビリ毛になった。
- 焼け焦げたような炭化したビビリ毛(ライター等で燃えてしまった毛)
- 濡れている時もビビっている。
- とろろ昆布のように弾力が全くなく、濡らすだけで髪が切れていく。
ただし、1人のお客さんの髪の毛の中に、直る可能性のあるビビリ毛と、直る可能性の低いビビリ毛が混在している事が多々あります。
右サイドはキレイに仕上がりましたが、いつまでキレイな状態を保つのか?は、今後のお手入れの仕方によっても変わってきます。
ビビリ毛直し料金と施術時間
税込み。カット、シャンプー、ブロー込み。
その他のトラブル(根折れ、切れ毛、既矯正部のくせ戻り、毛髪の硬化など)のお直しも同一料金です。酷いダメージの場合、施術出来ない事があります。
MENU | 薬剤(1剤)使用量 | 料金 |
ビビリ毛直し 【約180分】 | ~160g | ¥16500 |
161g~200g | ¥18150 | |
201g~ | ¥19800 |