ぷるぷるの使い方

  1. 1剤塗布
  2. 放置
  3. 軟化(緩化)チェック
  4. 中間水洗
  5. ドライ
  6. アイロン
  7. 2剤塗布
  8. シャンプー、仕上げ

①1剤塗布

ダメージレベルにあわせて、以下の表を参考に水で希釈後(自己責任でお願い致します)、乾いた髪に塗布してください。

  • 癖毛の強弱は考慮する必要がありません。
  • 1剤選定を間違えても大きなダメージに繋がらないため、1剤選定に神経質になる必要はありません。
  • 濡れた髪に塗布すると、尿素濃度が薄まり癖毛の伸びが悪い傾向にあり、放置時間が長めに必要になります。
  • 事前シャンプーは不要ですが、髪にシリコンやオイル等の油性成分が過度に残っている場合、シリコン除去やオイル除去をお勧めいたします。

希釈の目安

【新生毛】

【既矯正毛】

②放置

  • 癖毛の伸びにくい方は、放置時間を長めにお取りください。ゆっくりと毛髪疎水部が緩み、1剤が浸透していきます。
  • よほどの1剤選定ミスをしない限り、オーバータイムはありません。
  • 加温は不要ですが、ラップ+レスキューシートで保温放置する事で、疎水性の強い癖毛でも伸ばしやすくなります。

③軟化(緩化)チェック

  • 1剤放置後、5~10本の毛束をコームのテールに巻き付け軟化チェックしてください。
  • 一見アルカリ軟化と同じに見えますが、芯はしっかりしていて、アルカリ軟化のような芯から柔らかくなる状態とは異なり安全です(緩化)
  • この時、巻き付けた毛束が戻らない~僅かに戻る状態が適正軟化で、水洗に移行してください。
  • 還元チェックは必要ありません(可動域が広いため、従来の縮毛矯正にありがちな、ノンテンションコームスルーで癖毛が伸びている必要はありません)
  • ノンカラーの硬い健康毛、シリコンやオイルなどの油性成分が過度に残留している方は、30~40分放置しても見た目で適正軟化しない事がありますが、その後の水洗によって水を得る事(尿素の水和作用)で、軟化が進みます。

④中間水洗

1剤放置後、髪が軋むまで(5分程度)中間水洗します。

  • 水洗直後、髪はヌルヌルしていますが、軋みが出るまで水洗してください。軋みが出るまでの時間が短いほど、癖毛の伸びが良い傾向にあります。
  • 水洗が甘い(ヌルヌルが残っている)と癖毛の伸びが悪くなる傾向にあります。
  • 5分間水洗し続ける必要はありません(1分水洗+3分放置+1分水洗でもOK)
  • 水洗し続けなくても、軋みが出てきます。
  • シャンプー、トリートメントはしないでください。シャンプー、トリートメントをすると尿素による毛髪と還元剤の水和力が下がり、癖毛の伸びが悪くなる傾向にあります。
  • 水洗後も軟化チェックすることで、精度が上がります。コームのテールに髪を巻きつけ、戻らない~僅かに戻る状態が適正な軟化状態です。
  • 水洗後に軟化が足りていない場合、お湯を霧吹きして3~5分放置すると、尿素の水和力でわずかに軟化が進みます。

⑤ドライ

髪をしっかり乾かしていきます。

  • 水洗後は軋みが強いため、乾かす前にコーミングする必要はありません。乾かすほどにサラサラになってきます。
  • 乾かす際にブローはしないでください。そもそも可動域が広いためブローは不要なのと、ブローすると癖毛の無い箇所や前回矯正部との繋ぎ部分が過剰還元していても、目視で確認が出来なくなるからです。
  • 尿素の水和作用で一時的に乾きにくくなりますが、適正状態です(2剤終了後には施術前の状態に戻ります)

⑥アイロン

しっかり乾いた髪に、アイロン(160~180℃、5~10mmスライス、新生毛2~3秒間、既矯正毛1秒以下)をしていきます。

  • ダメージレベルに合わせて、アイロン温度(160~180℃)を調整し癖毛の配列を直毛に修正します。
    アイロン温度の目安
    ダメージレベル1~2(バージン毛)  180℃
    ダメージレベル3~4(ダメージ毛)  170℃
    ダメージレベル5~6(ハイダメージ毛)160℃
  • 尿素の働きでαヘリックス構造が緩んでフィブリル配列が動きやすくなっているため、従来の縮毛矯正よりも短時間のアイロン操作で、癖毛が伸びます。
  • ツインブラシも不要です。過度にテンションを掛ける必用はありません。
  • アイロン時間の目安は、一人で全頭をアイロンして30~45分ほどです。1時間かかる人はほぼいません。
  • アルカリ性矯正や酸性ストレートとは異なり、ウェットアイロン、2丁アイロン、Wアイロン、熱置きなど、熱変性させる必要は一切ありません。

⑦2剤塗布、放置

アイロン後、

  • ヘアカラーオキシを、1.5%に希釈して塗布。3分放置。
  • ブロム酸(臭素酸塩)を使用する場合、6~8%濃度のブロム酸を15分放置。

⑧シャンプー、仕上げ

お手持ちのシャンプー、トリートメントを使用後、髪を乾かして仕上げてください。

注意点

油性成分(シリコン、オイル、ミツロウ等)の過度な残留は、癖毛の伸びが悪い傾向にありますが、放置時間を長く取る事で、しっかり伸びます。

具体的には、

      • シャンプートリートメント、トリートメントが先に無くなる方
      • 1回目のシャンプーで泡が立たない方
      • 髪が中々乾かない方
      • ぷるぷる1剤を5分水洗しても、ヌルヌルしてる髪
      • 矯正アイロン前、髪が白くなってる箇所がある
      • 矯正アイロン時、しっかり乾かしているのに水蒸気爆発が起こる方
      • 毎日、洗い流さないトリートメントをされる方
      • カラートリートメントを欠かせない方

ダメージレスな自然な丸い矯正を実現するため、アルカリ度数1ml未満に設計している為、過度な油性成分に負ける傾向にあります。

ヘナ染めをされてる方も、伸びが悪い傾向にあるので、放置時間を長めにお取りください。
尿素の作用で、毛髪と水の親和性を高め還元剤を浸透させていますが、ヘナの成分(ローソン、タンニン等)の作用で過度に疎水性に振られている髪は、親和性が高まらず還元剤が思うように浸透しないからです。

施術前にダメージ(アルカリ変性、熱変性、酸変性、アルコール変性)が進んでいる箇所ほど、丸い自然なストレートに仕上がりません

マスキングが不十分です。次回製造分から香料を変更します。お好みで香りを付けてください。