ノンアルカリカラー
ノンアルカリカラー(アルカリ0%)は、既染毛のトーンダウンに使用します。明るくなり過ぎた毛先を、ダメージ無く染める事が出来ます。特にヘアダメージを気にされるお客さんにお勧めです。
ヘアカラーによるかぶれとは?過去のヘアカラーで、皮膚炎症状(かぶれ、痒み、赤み、刺激、かさぶた等)が出た事のある方は、お読み下さい。
使用製品がノンアルカリカラーでも、施術方法が異なったり、製品名=メニューとは限らない為、今まで他店でされてきたノンアルカリカラーと当店のノンアルカリカラーが同じとは限りません。
ノンアルカリカラー(特徴)
ノンアルカリカラーは、ドラッグストアにはもちろん置いていませんし、何処の美容室も使用している訳ではありません。
美容室におけるノンアルカリカラー使用率わずか5%
高級?有名?流行?の美容室でヘアカラーをされてきたお客さんの髪が、酷く痛んでいたりします。
高級店であっても有名店であっても、ノンアルカリカラーを使用しているとは限りません。
しかも、そういうお客さんに限って料金設定や流行と言うだけで、良いヘアカラーをしていると言う思い込みがあり、自分の髪が酷いダメージである事を疑いません。
知らないと言う事はある意味、幸せでもありますが。。。
ノンアルカリカラー施術の流れ
ノンアルカリカラーは、ヘアカラー料金のみで、追加料金は頂いておりません٩(๑>◡<๑)۶
左がアルカリを含むヘアカラー(新生毛に使用)で、右がノンアルカリカラー(既染毛に使用)です。(色が若干違いますが)見ただけではどちらか分かりません。
既染毛を染めるには、ノンアルカリカラーを使用しないと髪が痛みます。
BEFORE
細毛、軟毛。半年に1度の縮毛矯正、3ヵ月に1度ヘアカラーをされるお客さんです。
9ヶ月前の他店様の酸性縮毛矯正で、酷いダメージ(ビビリ毛)を負われています。
酸性縮毛矯正で、勘違いしている美容師が多いので、ひとつ忠告。
細毛や軟毛でヘアカラーを繰り返している方に、酸性なので痛まないと、スピエラやGMTを使用したら、画像ように後から偉いダメージが出てきますョ。
新生毛は明るくしたいので、アルカリを含むヘアカラー(8トーンのピンクブラウン)を使用。
既染毛はノンアルカリカラーのピンク系(9トーン、ロゼ)使用。20分放置。
ちなみに、これだけ傷んでいると、既染毛にアルカリを含むヘアカラーを使用され20分も放置されたら、真っ黒に仕上がります(இдஇ; )
退色が気になって毛先まで染めたら、黒く沈み込んだ汚い色に仕上がった経験が、1度や2度あるはずです。。。
AFTER 1
ドライヤーで乾かしただけです。毛先が黒く沈み込む事なく、キレイに発色しているのがお分かりでしょうか?
AFTER 2
普通の仕上がりに見えるかもしれませんが、酷く痛んでいる髪にヘアカラーをキレイに発色させる事は以外と難しいのです。
痛んでいるからとの理由で、新生毛だけを染めるリタッチカラーでは、明るく退色した毛先が汚くて、余計に傷んで見えます。
ダメージ無く、既染毛を染める事が出来るノンアルカリカラー、良いですョ(。≖ˇ◡◡ˇ≖。)
ノンアルカリカラーの全成分
ノンアルカリカラーは、アルカリの配合が無いので髪は痛みませんが、白髪は染まりません。退色した既染毛に使用します。
ノンアルカリカラー(MILBON)
ノンアルカリカラー有効成分
- パラアミノフェノール
- メタアミノフェノール
- パラフェニレンジアミン
- 5-アミノオルトクレゾール
ノンアルカリカラーその他の成分
- ホホバ油
- オリブ油
- アボガド油
- 米ヌカ油
- ブドウ種子油
- ローズヒップ油
- 月見草油
- 茶エキス-1
- アシタバエキス
- 延命草エキス-1
- アルニカエキス
- セイヨウキズタエキス
- スギナエキス
- オトギリソウエキス
- セージエキス
- セイヨウノコギリソウエキス
- アルテアエキス
- カモミラエキス-1
- トウキンセンカエキス
- 植物性スクワラン
- 水解シルク液
- イソステアロイル水解コラーゲン液-2
- ヒアルロン酸Na-2(加水分解シルク/PG-プロピルメチルシランジオール)クロスポリマー
- イソステアリン酸
- 軟質ラノリン脂肪酸コレステリル
- パラフィン
- パルミチン酸オクチル
- セテアリルアルコール
- 塩化トリメチルアンモニオヒドロキシプロピルヒドロキシエチルセルロース
- アルキルカルボキシメチルヒドロキシエチルイミダゾリ二ウムベタイン
- ラウリン酸アミドプロピルベタイン液
- ステアルトリモニウムクロリド
- PDEセチルエーテル
- PDEべヘニルエーテル
- PEG(30)
- ジメチコン
- BG
- イソプロパノール
- アスコルビン酸Na
- システイン塩酸塩
- 無水亜硫酸Na
- ヒドロキシエタンジホスホン酸4Na液
- 香料
- 水
その他のヘアカラーとの比較
アルカリ | 過酸化水素 | アルコール | 酸化染料 | HC染料 | 植物染料 | 酸性染料 | |
ヘアカラー | 〇 | 〇 | ✕ | 〇 | ✕ | ✕ | ✕ |
オーガニックカラー | 〇 | 〇 | ✕ | 〇 | ✕ | ✕ | ✕ |
ノンジアミンカラー | 〇 | 〇 | ✕ | 〇 | ✕ | ✕ | ✕ |
ノンアルカリカラー | ✕ | 〇 | ✕ | 〇 | ✕ | ✕ | ✕ |
香草カラー | ✕ | ✕ | ✕ | 〇 | ✕ | ✕ | ✕ |
香草カラー色葉 | ✕ | ✕ | ✕ | ✕ | 〇 | 〇 | ✕ |
ハナヘナ | ✕ | ✕ | ✕ | ✕ | ✕ | 〇 | ✕ |
ヘアマニキュア | ✕ | ✕ | 〇 | ✕ | ✕ | ✕ | 〇 |
カラートリートメント | ✕ | ✕ | 〇 | ✕ | 〇 | ✕ | ✕ |
〇・・・配合あり ×・・・配合なし
- アルカリ
- キューティクルを開き、染料の浸透を促す。大きなヘアダメージの原因。
- 過酸化水素
- アルカリとの科学反応でメラニンを壊し、黒髪を明るくする。頭皮への刺激の原因。
- アルコール
- 染料の浸透を促す。アルカリ程ではないが、毛髪の弾力を奪う。ヘアダメージの原因。
- 酸化染料
- ジアミン、アミノフェノール等。多彩な色味。アレルギーの懸念。
- HC染料
- HC赤3、HC黄2等。2001年から使用可。アレルギーリスクの低い染料。
- 植物染料
- ヘナ、インディゴ、ウコン等。植物から抽出。植物アレルギーの懸念。
- 酸性染料
- 赤201、黒401等。合成着色料。比較的アレルギーリスクの低い染料。