縮毛矯正とデジタルパーマの同日施術について
根元に縮毛矯正、毛先はデジタルパーマを同日に施術していきます。施術前のダメージ次第ですが、縮毛矯正とデジタルパーマの同日施術は可能です(別日に行う意味は何ひとつありません)
縮毛矯正とデジタルパーマの同日施術工程
重力に従う縮毛矯正と重力に逆らうパーマ。この相反する2つの施術の両立は難しい為、まともに行える美容室は全国的に見てもほとんどありません。

BEFORE 1
湿気で膨張し広がる扱いにくい髪質です。
梅雨時期の雨、夏場の汗をかく時期は髪を下ろす事が出来ません。
技術力の高いカットや優秀なトリートメントであっても、この髪質を収めるには限界があります。

BEFORE 2
似合うヘアスタイルはもちろん大事なのですが、「髪をキレイに見せたい」、「お手入れのしやすい髪型にしてほしい」等と、よく言われるのですが、それを邪魔しているのがくせ毛です。
縮毛矯正さえすれば良いとは言いませんが、くせ毛を抑える最も有効な方法は縮毛矯正(ストレートパーマ)であって、カットでもトリートメントでもありません。
しかし、40代にさしかかり縮毛矯正でストレートヘアにするだけでは、似合わなくなってきます。
今回は、根元~中間にかけて縮毛矯正(アイロン使用)で広がりやくせ毛をストレートに整え、毛先はデジタルパーマを施しカールを付けていきます。

根元~中間にかけて矯正1剤を塗布。20分放置。
中性域なので、毛先のデジタルパーマとも馴染み、自然なスタイルが作りやすいのも特徴です。

毛先(残りの部分)にデジタルパーマ1剤を塗布。
ダメージが進んでいたので、根元~中間にかけて塗布をした矯正1剤よりも更に還元剤濃度を落とした優しい薬剤です。
縮毛矯正とヘアカラーの履歴が重なり毛先ほどダメージが進行しているので、強いスペックの薬剤を必要としません。
ダメージが大きく、浸透が早いので3分だけ放置。水洗。

今回は、毛先のデジタルパーマから施術を行います(ケースバイケース)

コードを繋いで加温し、乾かしていきます。
ダメージが進んでいた為、低温で乾かすので30分程かかりますが、あせってはダメです(笑)
デジタルパーマは、ゆっくり時間を掛けながらカール(ウェーブ)付けるのがコツです。

髪が乾いたらロットを外します。根元~中間はまだ濡れているので、収まってるように見えますが・・・

ストレートアイロンはまだ行っていない為、根元~中間を乾かすとくせ毛は伸びていないので爆発します。
初めて施術される方は、「大丈夫?」と不安になる瞬間かも(笑)

毛先のデジタルパーマ部分はそのままで、根元~中間部分をストレートアイロンを使用して、縮毛矯正していきます。
後からストレートアイロンを施す事で、デジタルパーマ部分とのなじみが良いです。

2剤後、あえてとシャンプーだけで上げた状態です。
縮毛矯正とデジタルパーマを同日に行い、処理剤、トリートメント、オイル類は一切使用していませんが、絡まり等のダメージは感じません。

AFTER 1
ドライヤーで乾かしただけの状態です。スタイリング剤も使用していません。
お家では、ゆっくり乾かすだけで仕上げる事が出来るので、お手入れが簡単になります。
半年間は乾かすだけでカールが持続します。なので、毎回デジタルパーマをあてる必要もありません。

AFTER 2
ヘアダメージが進んでいたので、再現性を考えて毛先だけのカールにしています。
髪のコンデションが良くなれば、もっと上からカールを付けても良いかもしれませんねゞゞゞ(≧ε≦o)v