抗がん剤治療後・ホルモン療法中の縮毛矯正について
抗がん剤治療後やホルモン療法中に 「くせ毛になった」「髪が細くなった」「チリチリした髪が生えてきた」 「縮毛矯正は傷みそうで怖い」というご相談をいただくことがあります。
実際に、抗がん剤治療後に生えてくる髪は、治療前と同じ状態とは限りません。
国立がん研究センターでも、がん治療による脱毛後に生えてくる髪について、くせ毛・軟毛・白髪などの変化が見られることがあると説明しています。
また、乳がんなどで行われるホルモン療法でも、脱毛・髪が細くなる・毛が弱くなるなどの変化がみられることがあり、米国国立がん研究所でも、内分泌療法を受ける患者に脱毛・薄毛がみられることが報告されています。
抗がん剤治療後の髪は「普通のくせ毛」とは少し違い、治療前はストレートだった髪が、強くうねったり、クルクルした状態になることがあり、 一般に「ケモカール」と呼ばれることもあります。
しかし、美容師の立場から言えば、重要なのは「くせ毛は強くなったのに、髪そのものは弱くなっている」という点です。
ここが、縮毛矯正を行ううえで、一番難しいところです。
一般的なアルカリ性縮毛矯正や酸性ストレートでは、くせ毛が強ければ強いほど、アルカリ成分や還元剤など、薬剤の作用を強くする方向です。
しかし、くせ毛の強さと、髪が薬剤に耐えられる強さは別です。
特に、抗がん剤治療やホルモン療法によって、髪質が弱くなっているのに、「くせ毛が強いから強い薬剤を使う」という一般的な考え方で縮毛矯正をすると、必要以上の負担をかける可能性が高く、今後きれいに髪を伸ばしていくという目的とあいません。
ですが、自社開発縮毛矯正剤「ぷるぷる」は、このような髪でも、非常に相性が良いと考えています。
抗がん剤治療後やホルモン療法中の髪と「ぷるぷる」の相性が良い理由
VERY VERYが開発した縮毛矯正剤「ぷるぷる」は、従来の縮毛矯正とは考え方が異なり、弊社が考案した毛髪処理技術[特許第7560912号]をもとにした縮毛矯正剤です。
従来の縮毛矯正剤のような、強いアルカリ成分や高い還元剤濃度に頼った設計とは異なり、尿素による一時的な水和作用を利用して、毛髪を動かしやすい状態にし、くせ毛を整える設計です。
そのため、従来の縮毛矯正剤の半分以下の薬剤負担で、癖毛を伸ばす事ができます。
強い薬剤で髪を壊して癖毛を伸ばしても、きれいが持続しない
抗がん剤治療後の髪は、「強くうねっているけれど、髪は弱い」という状態です。
従来の考え方では、強いくせ毛 ⇒ 強い薬剤 ⇒ しっかり作用 ⇒ 高温アイロンとなりがちです。
しかし、治療後の弱くなった髪にこの考え方をそのまま当てはめると、必要以上のダメージにつながる可能性があります。
ぷるぷるでは、くせ毛を伸ばすために、どこまで髪を壊すかではなく、「できるだけ髪を壊さず、どこまで癖毛を動かせるか」を考えました。
ここが大きな違いです。
尿素の作用で毛髪内部を一時的に水和させることで、髪の構造を動きやすい状態へ導くため、弱い薬剤でも癖毛をしっかり伸ばすことが可能だからです。
抗がん剤治療後やホルモン療法中のように、「くせ毛は強いけど、髪にはできるだけ強い薬を使いたくない」 というケースでは、非常に相性が良い縮毛矯正です。
完璧な直線より、これからの髪を守る
抗がん剤治療やホルモン療法を経験された方の髪に対して、VERY VERYが一番大切にしているのは、 どこまで真っ直ぐにできるかではありません。 これから伸ばしていく髪をできるだけ傷ませず、毎日扱いやすい状態にすることです。
従来の縮毛矯正のように100%の真っ直ぐを目指し、大きな負担を与えるくらいなら、少し自然な丸みや柔らかさを残してでも髪を守る。 その方が長い目で見れば、綺麗な髪につながります。
ホルモン療法によって弱った髪にも同じことが言えます。ホルモン療法では、抗がん剤のように一度大きく脱毛してから生え変わるケースだけではなく、治療を続ける中で少しずつ髪が細くなったり、毛量の変化を感じたりするはずです。
そして髪が細くなったり、毛量の変化があれば、以前と同じ縮毛矯正をしても、以前と同じ結果になる訳ではありません。
「以前はこの薬剤で大丈夫だった」ではなく、 今、生えている髪がどのくらいの強さなのかを見る必要があります。
ぷるぷるは、強い薬剤作用でくせを伸ばす縮毛矯正ではないため、このような細い変化にも、対応が可能です。
プライベートな空間で安心
抗がん剤治療後やホルモン療法中は、他人に知られたくない、できるだけ話を聞かれたくないという方も多いと思います。
VERY VERYでは、他のお客様と重ならないように予約をお取りしているため、周囲を気にせず、安心してお過ごしいただけます。
お客様のプライバシーに配慮しながら、現在の髪の状態や治療歴について必要な範囲でお伺いし、今後の施術方法を考えています。
注意点
これまで、抗がん剤治療後やホルモン療法中の髪は、ぷるぷるでの縮毛矯正が、相性が良いと書いてきました。
ただし、治療後なら誰でもぷるぷるで縮毛矯正ができるという意味ではありません。
国立がん研究センターでも、治療後に生えてきたくせ毛を伸ばしたり、ヘアカラーをする場合は、薬剤を使用できる十分な長さまで髪が伸びていること、頭皮に湿疹や傷がないことなどを確認するよう案内しています。
まだ脱毛が続いている場合、頭皮に炎症や傷がある場合、髪が十分に生え揃っていない場合などは、縮毛矯正を急ぐ必要はありません。
「縮毛矯正を考えているけれど、今の髪にして大丈夫なのだろうか」と不安に思われている方は、一度ご相談ください。
