ビビリ毛はどうしてなるのか?

バサバサ、ガシガシ、テロテロ、ボロボロの修復不可能なビビリ毛。ビビリ毛になる理由を把握しておかないと、繰り返しビビリ毛に悩まされますよ。。。o(゚▽゚o)(o゚▽゚)o

  1. 高アルカリ性還元剤(矯正1剤、パーマ1剤)の使用
  2. 高濃度還元剤(矯正1剤、パーマ1剤)の使用
  3. 未熟な技術
  4. 誤ったお家でのお手入れ
  5. 誤った知識、悪い履歴

高アルカリ性還元剤の使用

髪質、履歴、ヘアカラーの有無、ダメージレベルに合わない高アルカリ性の還元剤を使用されると、毛髪への負担が大き過ぎてビビリ毛に繋がります。

高濃度還元剤の使用

「低アルカリ、酸性だから安心」と誤った認識で、チオグリコール酸、スピエラ、GMT、チオグリコール酸システアミン等を高濃度使用しているケースをよく見かけますが、低アルカリであれ酸性であれ熱処理で著しく還元作用は進みます。

行き過ぎた還元作用は過度の毛髪の軟化を伴う為、高濃度還元剤の使用はビビり毛になりやすいと言えます。

未熟な技術

還元剤の流しが甘い
しっかり還元剤を流す程、ビビりにくくなります。
還元剤の水洗は、経験の浅いアシスタントが担当する事が多く、よく起こる失敗です。水洗後、トリートメントや処理剤などを髪にベタベタ塗布する美容師は、還元剤の洗い残しという単純なミスに気付いてすらいません。
水分が多く残る状態からのアイロン
アイロン前、いくらしっかり水洗(シャンプー)しても、還元剤は毛髪内に多く残っています。多く残る水分量でのアイロンは、高熱によって残留している還元剤が過剰に作用し、ビビリ毛に繋がります。
高過ぎるアイロンの設定温度
アイロンの設定温度が高い程くせ毛も伸ばしやすくなるのですが、同時に水洗後でも残る還元剤は高熱である程過剰に作用する為、ダメージに合わない高過ぎるアイロンの設定温度はビビリ毛になりやすいと言えます。

誤ったお家でのお手入れ

高過ぎるアイロンの設定温度
お家で使用するアイロンの設定温度も高温程ビビリ毛に繋がるので極力温度を下げて(140℃以下推奨)使用して下さい。
乾いている髪にドライヤー
アイロン程高温でないとしてもカラッカラッに乾いている髪にドライヤーをしていると、徐々にビビリ毛になってきます。

誤った知識、悪い履歴

髪は生えてきた時点(健康毛)を100点とすると、アルカリ、酸、熱、アルコールによって減点法で髪が弱く脆くなります。

前髪、もみあげ、襟足などの髪は他の髪に比べると弱く、生えてきた時点で50~80点ほどしかありませんし、減点されたダメージが、時間の経過やトリートメント等で回復(加点)することは絶対にありません。

なので、

  • 毎日、優秀なトリートメントでケア
  • 毎週、サロントリートメントでケア
  • 毎月、美容室でヘアカラー

等で髪にいくら気を使っていても、1回の粗悪な縮毛矯正で簡単にビビリ毛になりますし、ビビリ毛はダメージの蓄積とも言えるので、

  • 時間の経過でダメージが回復。。。
  • リンス、コンデショナー、トリートメントを疑わずに崇拝。。。
  • お客さん自身によるホームカラーやアイロン。。。
  • 割引クーポンなどで美容室を転々と変える。。。

これらの誤った知識(行動)では、悪い履歴が改善される事がなく、ビビって当たり前とも言えます ̄O ̄)ノ